くいしばりについて 新宿・ailesシンメトリー矯正院
2024/07/03
食いしばりについて
こんにちは、ailesシンメトリー矯正院の伊藤です。
今回は食いしばりについてお話ししたいと思います。
皆さんは食いしばりと聞くと、夜寝ている時にしているイメージが強いと思います。
寝ている時にギリギリと音を立てたり、ギューと噛みしめたりすることは確かに食いしばりです。
しかし、今回お話しするのは日中に行われる食いしばりについてです。
日中起きている時に食いしばり?と思われるかもしれないですが、実は多くの方が無意識にしていることがあります。
ここで皆さんに質問があります。
唇を閉じておしゃべりもしていない時に、上下の歯、前歯、奥歯のどこでもよいので、噛んでいるわけではなく触れている感覚はありますか??
触れている感覚があった方は、今この瞬間も食いしばりをしています。
歯と歯が接触している状況は上下歯列接触癖(TCH:Tooth Contacting Habit)といい、これは自分でも気づかない癖なのです。
何もせず口を閉じている時、上下の歯と歯が接触しているのが正しい状態と思っている方は意外に多いですが、本来、唇は閉じていても上下の歯の間に2~3ミリのすき間ができているのが理想の状態です。
下顎は顎関節でぶら下がっているだけなので、筋肉に力が入っていなければ、歯と歯が離れているのが自然です。
上下の歯は当たらず唇を閉じている状態が自然体と言われています。これを下顎安静位といいます。
食事や会話などの機能時に歯は接触しますが、通常上下の歯が接触しているのは、1日のうち15分程度しかないこともわかっています。
反して、TCHは歯ぎしりや噛みしめのように強い力はかかりませんが、歯を接触させるために顎周辺の筋肉はずっと収縮した状態が続いています。軽い力のため自覚しないまま2~3時間続けてしまうケースも多くあります。
そうすると、顎周辺の毛細血管はギュッと筋肉に押しつぶされた状態が続き筋痛が引き起こされたり、顎関節に負担が掛かり顎がカクカク鳴る、頭痛や首肩凝り、単純に歯の負担が増え歯の痛みが出るなど、さまざまな不調を引き起こしてしまいます。
昨日、奥歯が食事時にかなり痛くなったけど今は全然平気などの症状は、実は食いしばりが原因だった、みたいなことはよくあります。
実際に歯医者さんで食いしばりについて指摘されたことがある方もいるのではないでしょうか。
しかし、食いしばりを指摘してくれても、『なぜ』食いしばりをしているのかを教えてくれる歯医者は少ないです。
何故なら、食いしばりの原因が歯ではないからです。
分かりやすく解説すると、まず食いしばりをしてしまう人は、食いしばりしやすい身体の環境を作っているということです。
即ち、首と肩の緊張が強い方です。
人間はご飯を食べる時、咬筋などの咀嚼筋を使う際、首の筋肉を働かせて頭部を固定してご飯を食べています。
逆の発想で考えるならば、首肩の緊張が強い方は常に頭部が固定されているため、咬む力を掛けやすい状態です。
これにより食いしばりが発現するのです。
まずは首肩の緊張を緩和すること、猫背、巻き肩、反り腰などの不良姿勢を改善すること、これらが非常に効果があると思います。
詳しいストレッチ方法は当院の他のブログや、インスタグラムにも載っているので参考にしてみてください。
今回は日中の食いしばりについてお話ししました。
当院では顎顔面領域から全身まで、身体の歪みを正す施術を行っています。
興味のある方は是非お気軽にご連絡ください♪
TEL. 070-6997-0110
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