顎関節症について　新宿・食いしばり・顎関節症・顔の歪み・左右差・小顔矯正・骨盤矯正

こんにちは、歯科医師の伊藤です。

今回は国際顎関節学会から、顎関節症に関して新しく声明が発表されましたので紹介します。

声明内容自体は以前からの内容も多いですが、非常に難しく、かつ、英語で綴られていますので、僕の方で簡略化して報告します。

 

今回、国際歯科口腔顎顔面研究協会（IADR）の国際オロフェイシャル痛および関連疾患メソドロジー（INfORM）グループを代表して、顎関節症（TMD）の良好な臨床実践における重要ポイントを提示します。

重要ポイントは、TMDの原因、診断、および治療に関する知識を網羅しています。

これらは、TMD患者の管理における現在の標準的なケアの概要を表しており、一般歯科医師が理解を深め、不適切な治療を防ぐための現在のニーズに応えています。

 他の国内および国際的な団体が、異なる文化的、社会的、教育的、医療要件に適応したTMD管理に関するガイドラインや推奨事項を準備する際の指針として活用できます。

 

顎関節症（TMD）は、顎関節（TMJ）、咀嚼筋、及び関連構造に影響を及ぼす多様な病態群を指します。TMDは、機能制限や関節音、触診時や機能時の筋肉や関節の痛みなど、臨床的な徴候や症状を伴うことが知られています 。

研究によりTMDの原因は生物心理社会的要因の組み合わせに関連していることが明らかになっています。

 

訓練を受けた検査者による病歴聴取、臨床検査、心理社会的評価を基盤とすることが鑑別診断の基本です。

 

診断プロセスは、診断や治療に影響を及ぼす可能性がある場合に限定して効果的な画像検査を利用することで補完されることがあります 。

 患者管理は生物心理社会的アプローチを採用すべきであり、TMD患者をケアする医療従事者は、整形外科的、神経学的、心理学的な戦略の組み合わせを活用する必要があります。

認知行動療法や支援型自己管理の推奨は、治療計画の重要な原則であり、理学療法と共に実施されるべきです。

二次的介入としては、一時的に夜間使用など24時間のうち特定の時間帯でオーラルアプライアンスを使用することも考慮されます。

非常に限られた症例においてのみ、外科的介入が適応となります。

 

まとめると、

顎関節症は顎関節、筋肉、及び関連構造に影響を及ぼす複雑な病態である。

顎関節症は、生物的、心理的、社会的な様々な原因によって発現する可能性がある。

診査は、訓練を受けた医療従事者が行うことが基本である。

治療計画として、不可逆的な処置（歯を削るなど）はできるだけ避け、可逆的処置である認知行動療法や、理学療法が第一選択である。

 

です。

 

顎関節症の第一治療は、理学療法。すなわち、顎関節に関連する筋肉の緊張をほぐすことや、姿勢を正すことがいいということでですね。

当院は、審美でお悩みの方はもちろん、顎関節症に悩む患者様も多くいらっしゃいます。

 

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当院は1人1人に合わせたオーダーメイドの施術を心がけています！

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